「コーヒー2050年問題」のなにが良くないのか？
こんばんは。
7月11日（火）です。
昨日は、
九州の北部で大雨となり
大変な被害が出ていますね・・・
最小限の被害ですむよう
願っております。
ここ数年
「数十年位一度の大雨となっています」
っという
言葉をよく耳にします。
「数十年に一度」を「よく耳にする」こと自体
異常なことですよね。
急速な気候変動によって
今まででは経験してこなったことが
起こることが予想されます。
「コーヒー2050年問題」
これも一つの世界的な問題です。
急激な気候変動の結果、
風味豊かな味わいを作り出す
アラビカ種の生産に適した土地が
2050年には半減するという問題です。
コーヒーには
商業ベースでいうと
アラビカ種とカネフォーラ種（ロブスタ種）
の２大品種があります。
アラビカ種
はそれぞれの地域で独特の風味豊かな味わいを作ります。
ただ、環境の変化や植物の病気に弱い品種です。
カネフォーラ種（ロブスタ種）
はパンチのある味わい（？）になり
麦茶のような風味でどこで栽培されても
同じような味わいになります。
ただ、
環境の変化や病気に強い品種です。
ベトナムで爆発的に大量に栽培されています。
ですので
個性豊かな風味を持つアラビカ種の生産量が減って
環境の変化や病気に強い
カネフォーラ種もしくは
アラビカ種とカネフォーラ種の交配種が
大半になってしまいます。
この2050年問題は
あと30年もありません。
そして
この問題は2050年になったら
急に起こることではありません。
すでに
それに向かって動いてしまっています・・・
スーパーで販売されている
大手さんのコーヒーの裏表示の
生産国名を見て見てください。
どのメーカーも
流通量の多い低価格商品は
「ベトナム、ブラジル他」
が大半にになってきました。
すでに
世界のコーヒー生産量も
ブラジルとベトナムで50%になっています。
要するに
「多様性」から「平均化」
になってしまうことです。
「コーヒー」はもちろん
地球、自然、人間は「多様性」が一番の特徴であり
それぞれのアイデンティティが認められる社会が
大切なことだと思います。
今から私たちが
それぞれで出来ることはほんのわずかなことですが
みんなが「わずかな行動」を起こせば
30年後大きく未来は変わります！
っということで
今週も頑張りましょう！
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