珈琲探偵なべの事件簿「買ってすぐの香りと次の日の香りが違う事件」
おはようございます！
1月18日（木）です。
先日お客様から
「買って1日目の香りがすごくて感動したんだけど
2日目以降はそんな香りが出なかったんだけど
なんでだろう？」
っというご意見をいただきました。
「おーなかなか厳しいご意見！」
っと思って
その瞬間、
どんな原因があるかと、とっさに頭を巡らせました。
粉で買われた場合は納得する話です。
コーヒーは粉にすると
その時に揮発性の香りが抜けていくので
1日目と2日目の香りの差はあるかもしれない。
でも
豆で購入されています。
では何か？
初めての香りのインパクトが強すぎて
同じぐらいの香りでも
印象が弱く感じてしまったのか？
でもそれはお客様側の感じ方なので言いにくい・・・
物理的に1日、2日で
全く違うような変化は起きないはずだが・・・
いや待てよ。
あえて言うなら１つだけ考えられる点がある。
そうだ！
それは
焙煎してすぐの
コーヒー豆をお渡しした場合だ！
焙煎してすぐ冷やして見た目は
焙煎してすぐでも
そうでなくても変わらない。
でも、
焙煎豆には大きな変化が起こり続けている！
「生豆」と言われるコーヒー生豆は
植物の種子だ。
それを15分ぐらいの間で
急激に熱を加えることで
水分が蒸発して
化学変化が起こり
コーヒー独特の香りや風味が出る。
加熱での変化はそこで終わるが
内部での炭酸ガスが猛烈な勢いで出ている。
なので
焙煎してすぐのコーヒーを
密封袋に入れると
袋はパンパンに膨らむ。
この変化が
焙煎後2、3日続くと言われている。
だから、
珈琲屋さんによっては
「2、3日経ってからが飲み頃ですよ。」
と言われているお店もある。
この2、3日は
いい意味で
「香ばしい風味」
悪く言うと
「荒々しい風味」と私は呼んでいる。
それが
2、3日で味わいが安定してくる。
焙煎してすぐのコーヒーを飲まれたことがある人は
珈琲関係者ならわかるが
購入して焙煎してすぐのコーヒーに出会うことは
なかなかない。
おそらく
焙煎してすぐのコーヒーを飲んで
焙煎したての香りとコーヒーの香りが
衝撃的な味わいとして
感じられたのだと推測します。
サーカスコーヒー では
なるべく新鮮なコーヒーをお届けしたいので
在庫を見ながら
焙煎をしていますので
時には
焙煎してすぐのコーヒーを
お渡し出来ることがあります。
このことを伝えていれば
その味わい香りの変化も
理解してもらえたんだと思います。
説明不足でした・・・
申し訳ありません。
出来るだけ当日焙煎の分は
伝えるようにします。
また
焙煎してすぐのコーヒーを飲んでみたい方は
店頭で「焙煎してすぐのコーヒーありますか？」
っと言ってくださったら
ご案内しますね。
っと言うことで
今日は、珈琲探偵なべでした。
ご参考に！
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