誇張しすぎたコーヒー豆？超マニアックな問題はわからなくても、本当に知ってもらいたった１つの事
おはようございます！
昨日の宿題は皆様
チャレンジしていただけましたでしょうか？
写真ではなかなか判断しにくかったと思います。
かなり難問です。
でも
もしこれをある程度わかれば
ブレンドコーヒーを買ってきたときに
ちょっとコーヒー豆の分析をしてみてください。
量販店で購入された場合は
裏表示に生産国名が書いてあります。
配合の多い順に記載されていますので
それである程度答え合わせができます！
ってかなりマニアックですね笑。
さてさて
昨日の答え合わせ。
①
答え エチオピアナチュラル精製です。
誇張しすぎたエチオピアナチュラル精製。
エチオピアナチュラルの特徴です。
まずナチュラル精製全般の特徴として
センターカットと言われる真ん中の筋が
焙煎すると黒くなります。
そしてエチオピアはコーヒー原産国。
そのプライドは高く
大きさでの選別は基本的にしないので
同じロットでも大きさにばらつきがあります。
なので大きい豆も小さい豆も混ざっています。
焙煎士泣かせです笑
②
答え ブラジル
誇張しすぎたブラジル
こちらもナチュラル精製なので
センターカットが黒いです。
そして丸に近い形をしています。
③
答え コロンビア
誇張しすぎたコロンビア
コロンビアは水洗式の精製方法なので
センターカットが白いです。
面長な形でセンターカットが「S」字型に
なっていることがあります。
④
答えはカネフォーラ種（ロブスタ種）
誇張しすぎたカネフォーラ種（ロブスタ種）
これだけ
品種が違います。
ですので、見た目もよく見ると
プリっとした肉付き、
ちょっと尖った頭など特徴的です。
⑤
答え マンデリン
誇張しすぎたマンデリン
これはほぼ消去法だと思います
粒の大きさが大きく
より面長で長方形に違いです。
個人的なイメージですが
トラ柄のシワのようなスジが特徴的です。
もちろん
植物なので
全てがそれに当てはまるというわけではありません。
それぞれ特徴的な説明なので
ご了承くださいね。
そして
かなりマニアックで
専門的な言葉も使ってしまいました。
とっても難問だったと思います。
感じてもらいたいのは
「コーヒーの多様性」
です。
普段何気なくコーヒーを飲まれていると思いますが
実は、コーヒー豆の形もそれぞれ違いがあります。
それぞれの環境でそれぞれのコーヒーが栽培されます。
ただ
現在コーヒーの生産国では
気候変動に対応でき
生産効率の高い品種改良が行われています。
急激な気候変動がおこり
品種改良が進むと
今までぞれぞれの自然の中で
長い時間をかけて
独自の進化をしてきた品種は
急激な環境の変化に耐えられず
絶滅していきます。
そうなると
品種改良された近い系統の強い品種に
統合されていく方向にあります。
現在、
ブラジル（３０％）と
ベトナム（１７％）で
世界の生産量の約４７％
になります。
元々栽培されていない国なので
元々「生物多様性」に含まれるかどうか議論のあるところですが
人類の消費しているコーヒーの半数になります。
効率的に人工的に栽培されることで
人類の欲求に応えることができます。
でも
コーヒーの多様性を楽しみたいので
できるだけ
多様な地域、伝統的な品種、製法で生産されている
コーヒーを扱いたいと考えて仕入れをしています。
コーヒーでも
こんな現実があることを知ってもらえたら思います。
そして
インストラクター試験を受験される方！
頑張ってくださいね！
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